効力の弁理士資格試験問題

弁理士試験問題平成16−33

特許法に規定する特許権者の権利に関し、次の(イ)〜 (ホ)のうち、正しいものは、いくつあるか。
(イ) 特許権者は、通常実施権を許諾したときは、当該設定行為で定めた範囲について専用実施権を設定することができない。

弁理士試験問題解説 正解×
通常実施権は債権です
したがって、物権である専用実施権の設定は可能です

弁理士試験問題
(ロ) 特許権者は、特許権の存続期間が特許法第67条第2項に規定する政令で定める処分に基づいて延長されているときに、当該処分とは異なる処分に基づいて延長登録を受けることができる場合がある。

弁理士試験問題解説 正解○
延長登録は処分ごとに受けられます

弁理士試験問題
(ハ) 特許権者は、その特許発明がその特許出願の日の出願に係る他人の特許発明を利用するものであるときは、業としてその特許発明の実施をすることができない。

弁理士試験問題解説 正解×
ひっかかりやすい書き方ですね
「その特許出願の日の出願」なので、同日出願のことをいっています

弁理士試験問題
(ニ) 特許権が共有に係るときは、各共有者は、他の共有者の同意を得なければその特許発明の実施をすることができない場合がある。

弁理士試験問題解説 正解○
場合はあります
契約で実施についてそのような内容を交わした場合です

弁理士試験問題
(ホ) 特許権が共有に係るときは、各共有者は、他の共有者の同意を得ないで、その特許権について他人に通常実施権を許諾することができる。

弁理士試験問題解説 正解×
実施権者によっては、他の共有者の利益を損なう場合があるからです