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2006年04月09日

秘密保持命令の弁理士資格試験問題

弁理士試験問題平成17−6

特許権の侵害に係る訴訟における秘密保持命令に関し、次のうち、正しいものは、どれか。
1 裁判所は、特許権の侵害に係る訴訟において、当事者が保有する営業秘密について、その当事者の申立てにより秘密保持命令を発する場合には、裁判官の全員一致でなければ命ずることができない。

弁理士試験問題解説 正解×
裁判官の全員一致が必要なときは、公序良俗とか裁判の公開とか主観的な判断が必要なときです
秘密保持命令は要件が決まっていますから客観的に要件を満たせば決定できます

弁理士試験問題
2 当事者の保有する営業秘密が準備書面に記載されている場合には、当該書面が提出された後であっても、秘密保持命令の申立てをすることができるが、その営業秘密が証拠の内容に含まれている場合には、当該証拠が取り調べられる前でなければ、秘密保持命令の申立てをすることができない。

弁理士試験問題解説 正解×
秘密保持命令の申し立ての時期です
相手側からの書面が提出されて初めて、うちの営業秘密を含んでいて、公開は困るということもあるでしょう

弁理士試験問題
3 秘密保持命令は、裁判所により秘密保持命令を受けた者に対する決定書が作成された時から、効力を生ずる。

弁理士試験問題解説 正解×
命令の効力はいつからかという問題です
通常は、送達された時からでしょうそうでないと,内容がわかりませんから

弁理士試験問題
4 秘密保持命令の申立てを却下した裁判に対しては、即時抗告をすることができるが、秘密保持命令の取消しの申立てを却下した裁判に対しては、即時抗告をすることができない。

弁理士試験問題解説 正解×
両者公平になっています

弁理士試験問題
5 秘密保持命令が発せられている訴訟に係る訴訟記録につき、秘密記載部分の閲覧等の制限の決定があった場合において、秘密保持命令を受けていない当事者から当該秘密記載部分の閲覧等の請求があったときは、裁判所書記官は、閲覧等の制限の申立てをした当事者のすべての同意がない限り、その請求の手続を行った者に、請求があった日から2週間を経過する日までの間、当該秘密記載部分の閲覧等をさせてはならない。

弁理士試験問題解説 正解○
手続きした者が命令を受けていなければ、2週間の期間で、その手続きをした者にも秘密保持命令が必要か、確認するための規定です

訴訟の弁理士資格試験問題

弁理士試験問題平成17−58
特許法における訴訟に関し、次のうち、正しいものは、どれか。
1 裁判所は、故意により特許権を侵害し特許権者の業務上の信用を害した者に対して、職権で、損害の賠償とともに、特許権者の業務上の信用を回復するのに必要な措置を命ずることができる。

弁理士試験問題解説 正解×
裁判所が職権で行うことは限られています
信用回復措置を職権で命令すれば問題になりますよ

弁理士試験問題
2 裁判所は、特許権の侵害に係る訴訟において、当該特許が特許無効審判により無効にされるべきものと認められる旨の攻撃又は防御の方法がなされた場
合、当該方法が審理を不当に遅延させることを目的として提出されたものと認
められるときは、職権で、却下の決定をすることができる。

弁理士試験問題解説 正解○
職権でできることは、これぐらい
決定だからできるのです
命令なんかはできません

弁理士試験問題
3 裁判所は、特許無効審判又は延長登録無効審判の審決に対する訴えの提起があったときは、30日以内に、その旨を特許庁長官に通知しなければならない。

弁理士試験問題解説 正解×
ひどいひっかけですね
条文には日数制限はありません
裁判所に日数の制限をするのはおかしいでしょう

弁理士試験問題
4 特許庁長官は、特許無効審判又は延長登録無効審判の審決に対する訴えの提起があり、裁判所から当該事件に関する特許法の適用その他の必要な事項について意見を求められた場合には、特許庁の職員以外の者に意見を述べさせることができる。

弁理士試験問題解説 正解×
庁の職員以外が裁判所で意見をいうなんて変ですね

弁理士試験問題
5 裁判所は、特許無効審判又は延長登録無効審判の審決に対する訴えについて、訴訟手続が完結したときは、その旨を特許庁長官に通知しなければならないが、特許庁長官からの求めがない限り、各審級の裁判の正本を送付しなくともよい。

弁理士試験問題解説 正解×
遅滞なく送付されます

2006年04月10日

侵害の弁理士資格試験問題

弁理士試験問題平成16−5

特許権の侵害訴訟に関し、次のうち、正しいものは、どれか。
1 特許権侵害訴訟の係属中に、当該特許を無効にすべき旨の審決が確定した場合には、当該特許権に基づく損害賠償請求が法律上認容されることは、あり得ない。

弁理士試験問題解説 正解×
あり得ないというのが怪しいと思いましょう
無効審判なら後発的無効理由がありますね
損害賠償は過去の行為の賠償請求
よって、無効になる前の行為なら請求可能です

弁理士試験問題
2 物を生産する方法の発明についての特許権の侵害訴訟において、被告が、その物と同一の物Aを生産している場合には、その物が当該特許出願前に日本国内において公然知られた物であるか否かにかかわりなく、その同一の物Aは、当該方法により生産したものと推定される。

弁理士試験問題解説 正解×
公然知られた物でないことが必要です
公知の発明に生産方法の推定もないですから

弁理士試験問題
3 裁判所は、特許権に基づく差止請求の訴訟において、当該特許発明が新規性を欠いて当該特許が明らかに無効と認められる場合には、権利の濫用として、その請求を棄却することができるが、明らかに無効とすべき理由が進歩性の欠如である場合には、その請求を棄却することができない。

弁理士試験問題解説 正解×
改正で無効理由の抗弁ができましたね
したがって、この問題は現在では不適切です

弁理士試験問題
4 特許権者は、特許権侵害訴訟において、当該特許発明を全く実施していない場合や実施する能力がない場合であっても、その特許発明の実施料相当額を自己が受けた損害の額としてその賠償を請求することができる。

弁理士試験問題解説 正解○
102条1項2項は特許権者の実施が必要です
特許権者の売上減退分の損害を賠償すると言う趣旨ですから
しかし3項は実施は要件とはされません
実施していなくても最低限の損害は請求できるという趣旨です

弁理士試験問題
5 特許権侵害訴訟において、損害が生じたことが認められる場合に、その損害の額を立証することが極めて困難であるときは、裁判所は、口頭弁論の全趣旨や証拠調べの結果に基づいて、相当な損害額を認定しなければならない。

弁理士試験問題解説 正解×
裁判所が「しなければならない」という書き方には注意しましょう
「することができる」が正解です

2006年04月11日

裁判の弁理士資格試験問題

弁理士試験問題平成16−11

特許法に規定する訴訟に関し、次のうち、正しいものは、どれか。
ただし、特許法第172条第1項に規定するいわゆる詐害審決は、考慮しないものとする。
1 裁判所は、特許無効審判の審決に対する訴えの提起があったときは、特許庁長官に対し、当該事件に関する法律の適用について意見を求めなければならない。

弁理士試験問題解説 正解×
裁判所が「なければならない」は怪しいですね
「できる」が正解

弁理士試験問題
2 裁判所は、審決に対する訴えに係る事件について、5人の裁判官の合議体で審理及び裁判をする旨の判決をすることができる。

弁理士試験問題解説 正解×
判決とは実体的な審理の結果でしょ
形式的なことは判決でなく決定です

弁理士試験問題
3 裁判所は、特許無効審判の審決に対する訴えの提起があった場合に、特許権者が当該特許について訂正審判を請求したことにより、その特許無効審判においてさらに審理をさせることが相当であると認めるときは、当該審決を取り消さなければならない。

弁理士試験問題解説 正解×
取り消す義務はありません
「できる」が正解

弁理士試験問題
4 特許無効審判又は延長登録無効審判の確定審決に対する再審の審決に対する訴えは、その再審の請求人又は被請求人を被告としなければならない。

弁理士試験問題解説 正解○
当事者系なので
再審も同じです

弁理士試験問題
5 通常実施権の設定の裁定を受けた者は、その裁定で定める対価の額に不服がある場合、裁定の謄本の送達があった日から30日を経過した後は、その額の増減を求める訴えを提起することができない。

弁理士試験問題解説 正解×
審決取り消し訴訟は短いんですが、謄本から30日
その他の裁判はこんなに短い制限はありません
30日でなく6月です